大塚矯正道 〜私の考える矯正治療〜

 タイトルは大袈裟なのですが、そんな大それた事でなく、私の考える矯正治療を書いてみたいと
思います。矯正治療と言うと、何か見かけだけの、非常に高価な贅沢で、必要はないものだと考える方が多いのではないのでしょうか?事実、非常にお金もかかりますし、見かけだけで矯正治療をされる方も多いのではないでしょうか。
 例えば、ご両親の歯ならびが非常に悪い場合、考え方が完全に2つに分かれるようです。ご自身の歯ならびが悪くて大変苦労したので、子供にはそんな苦労をさせないため、矯正治療が必要と考える親御さん、もう一方は、ご自身の歯ならびが悪かったけども差し歯にしたり、入れ歯などで生活している事がそんなに不自由じゃない、だから、矯正治療をする必要がないと思う親御さんがおいでになります。これは歯に対する価値観の違いで、どちらも正論かと思います。
 私は、出来る限り自分の歯で一生を過ごしたいという価値観の元で矯正治療を行っております。例えば、「上あごの八重歯だけ何とかなりませんか?」などの、ご質問をよくお受けいたしますが、かみ合わせと言うのは、上あごと下あごがしっかり噛んで、初めて機能するものです。ですので、基本的には、上あごだけの治療は存在しないのです。しかしながら、私たち専門医と異なり、虫歯の治療と、平行して、矯正治療を行っている先生の中には、上あごだけの治療をしている先生もおいでになります。決してその先生を非難している訳では有りません。その先生と歯に対する価値観が違うのです。私は、歯に対する価値観が共有できる方だけが、私の考える矯正治療を受けていただきたいのです。非常に偉そうな表現で申し訳ございません。しかしながら、価値観が共有できる方でないと、長い矯正治療において難しい事があります。
同じ歯科医の先生方もそれぞれの価値観をお持ちになって治療されています。
 少し話はそれますが、私が大学院で大学へ在籍した当時は、学会での発表が仕事でしたので色々な学会へ行って発表をしましたが、開業してから数年は、なかなか忙しく、学会へは行くのですが、なかなか発表するとなると、準備が大変で、少しご無沙汰しておりましたが、5年ぐらい前より、毎年1回の学会発表を自分のノルマとして課しております。(院長プロフィール 参照
学会とは何ぞや?と言うご質問を受けますので、ここで少し説明をいたします。
 ある先生がある治療技術を考えて、自分で非常に素晴らしいと自画自賛してもなかなか世間が認めてくれません。そこで、学会が登場します。まず、その技術が本当に素晴らしいもので安全なのかを有識者が判断します。そこでOKが出れば、初めて発表となるわけです。所謂、抄録が採択されたわけです。当然怪しげな技術に関しては、採択されません。ですので、何人かの先生が集まって行うスタディグループでの発表とは次元が異なってきます。これが、学会です。
医療人にとって、自分の診断、治療の技術に関して日々研鑽する事は当然だと考えております。
しかしながら、開業医にとって学会発表と言うのは日々の診療の忙しさにかまけて、なかなか難しいのが現状かと思われます。しかしながら、自分の臨床の中での学会発表は、私にとっての必要不可欠な事かと考えております。開業医の先生の中には「日々研鑽している」と言われている先生が多数おいでになりますが、何を研鑚しているのか良くわからない先生がいますが、、、、
私の心情としては、学会へ行くだけではなくて、発表する事が大事だと考えております。
私のHPを読んでい頂いている、現在矯正治療中の患者さん、これから矯正を始めようとしている患者さん、矯正をしようかどうか迷っている患者さん、これから治療をしてくださる先生は日々研鑚しておいでになりますか?お聞きになってみてください。
患者様が、ご自身の価値観の合う先生を見つけていただき満足のいく治療を受けられる事を願って止みません。


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