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「矯正専門医」大塚 淳の一診入魂

患者さんからの矯正歯科に関するご質問です「母親の矯正治療」

診療室から

おはようございます♪
大塚矯正歯科クリニックの大塚 淳です。
今日は患者さんからのご質問です。

母親の矯正治療

ご質問
子どもの矯正が終わり、とてもきれいな歯ならびになりました。
母親である自分の中に 精神的、時間的、金銭的な余裕ができてきました。
前々から 以前から気になっていた自分の歯ならび 自分へのご褒美として
私もやってみようと思うのですが、遅すぎるでしょうか。

 お子さんの矯正で歯ならびがきれいになるとお母さんも、ひと安心というところでしょう。お母さんの中には、「私も、もう少し若ければ矯正したのに」と残念そうにおっしゃる方もいます。しかし、成人だからといって手遅れということはありません。アメリカでは、今や、大人の矯正の時代といわれるくらい、成人の矯正がふつうに行われるようになりました。
 日本でも、親子そろって治療を受けるとか、いろいろな職業の社会人、大学生の患者さんが増え、私の診療室では、成人がほぼ半分を占めるようになりました。価値観の定まった成人のほうが、治療に熱心に取り組むことができるため、治療の予定が途中で狂うこともなく、計画どおり順調に進められることが多いのです。
 しかし、治療上の制約は多くなります。成人は、成長を利用して骨格を治すことはできませんし、歯や歯肉の状態が健康とは限りませんので、その状態に合わせて、最良の治療をするしかありません。大半の成人は矯正が可能なのですが、ただし、次のような場合は、矯正が難しくなります。まず、骨格に大きな問題がある場合です。歯を動かすだけでは限界がありますので、外科的な手術(厚生労働省指定の医療機関で外科手術を伴う矯正治療に関しては一部、健康保険が適応可能です)と矯正治療との組み合わせによって改善することになります。
 次に、歯がたくさん抜けている、歯周病で歯を支える歯肉や骨が弱っている場合は、思い通りに歯を動かすことができないため、初めから入れ歯やブリッジを前提にしたり、歯周病の治療と並行しながら治療しなければならず、他の歯科医と共同で仕事を進めることが多くなります。


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