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「矯正専門医」大塚 淳の一診入魂

わかりやすい子供の矯正治療

診療室から

【こんにちは 大塚矯正歯科クリニックの大塚 淳です】
今日は診療室からです

わかりやすい子供の矯正治療
        ~子供編~

受け口を治すため「矯正治療」をはじめた
Bちゃんとお母さんとのお話をご紹介します

受け口を治すため、
最近矯正治療を始めたBちゃん
お母さんとの会話を少しご紹介します。

朝起きると・・・
Bちゃん「お母さん!大変だぁ!受け口が治ってる!!」
母  親「えーーー本当?」
Bちゃん「本当だよ、見て見て。」
母  親「わぁーーー本当ね!昨日の晩、お母さんが仕上げ磨きをした時はまだ受け口だったのに。ふぅーん、先生の言う通りね。Bちゃん頑張った甲斐があったね!明後日、大塚先生に診てもらう日だから、先生も驚くわよ!」
Bちゃん「大塚先生が言った通りだったね、装置を頑張って使ったら、今度の来院までには受け口が治っているって♪お母さん、奥歯で物が咬めるよう!!嬉しいなぁ。」

 Bちゃんが興奮した面持ちで来院され、お母さんと嬉しそうな顔で受け口が治ったお話をされたのは言うまでもありません。今までうまく咬むことができなかったBちゃんにとって、受け口が治ったこの日は思い出に残った事と思います。

 その後来院され

母  親「先生、受け口が治ってからはこの子よくご飯をお代りしてくれるんです(嬉)今まで私が作ったご飯をあまり食べなかったんで、私の料理が下手なのかなと思ったりして(涙)・・・。主人も本当に喜んでいるんです。」

私はこんな話を聞いたとき、本当に矯正専門医で良かったなと思います。
矯正専門医冥利に尽きます。

母  親「素人考えですが、小さい頃に矯正治療をしておけば、矯正装置も比較的簡単で、治療期間も短くて済むんじゃないかな、と思ったり、矯正治療では、永久歯を抜くことがあると聞いて小さい頃に矯正治療をすると、歯を抜かないで治療できるかも知れないと思ったり・・・。それにやっぱり気になる費用の事も、少なくて済むんじゃないかな、と思って・・・。
・・・あくまで素人考えですが・・・
治療とは関係ないんですが、小学校の低学年だと、勉強もそんなに忙しくないし、比較的時間もあるので通院しやすいし、中学生ぐらいになると、部活も始まるし、思春期で、なかなか親の言うことも聞かなくなるし(笑)
先生、うちの子供、女優になるわけじゃないんですが(笑)こんなに前歯が受け口じゃあなんとも可哀そうで、それなりに並べばと、考えているんです。」
大  塚「小学生の低学年で矯正治療をする事は、非常に大きな意味を持ちます。お母さんが言われるように、比較的簡単な装置で、期間も短く、費用も少なくて済みます。私はできる限り、歯を抜かないで治療することを念頭において治療をしておりますが、全てのケースで歯を抜かないで治療ができるとは限りません。早い時期に矯正治療をする事は、歯を抜かないで治療ができる可能性を広げるということです。また、装置が比較的簡単であるという事、治療期間が短いという事は、患者さんに対して負担が少ないということです。また、矯正治療というと、歯ならびを治す、見た目だけの事と考えている人が多いようです。歯ならびを治すという事は、すなわち咬み合わせを治すということなのです。
『奥歯が歯車のようにがっちり咬んでいる』
これが本当の良い咬み合わせ、歯ならびを治すということなのです。奥歯がガッチリ咬んでいると、食べ物を食べたあと、歯ブラシしないでもある程度であれば汚れが歯につきにくくなります。これを自浄作用といいます。汚れが付きにくい事で、虫歯や、歯周病になりにくい事がわかると思います。
最近の歯ならびが悪い人の傾向として、顎に歯が入りきらずに、歯が凹凸になる子供が増えているということです。例えていうと、『4人掛けの椅子に5人座っている』ような感じです。数百年前は、歯ならびの悪い人はいないとされてきました。当時の人は今と違い、柔らかい食べ物でなく、硬い物をよく咬んで食べていたようです。現代人は、柔らかい物を好むため、どうしても顎の発達が悪く、歯の大きさ自体は今も昔も変化がないため、歯が顎に入りきらずに凸凹になる傾向が強いようです。
最近の子供はあまり咬まないという話をよく耳にします。ハンバーガーに代表される、ファーストフードの普及であまり咬まなくても食べやすい食事が好まれるようです。しかし、咬むという事は、体や脳の発育にとても大事なことなのです。
ひとつ例をとってみましょう。

『車を運転していて眠くなった時、どうすれば眼が覚めるか?
次の三つの中から選んでください。』
① 窓を開ける
② 水を飲む
③ ガムを咬む

如何でしょうか?
答えは3番の“ガムを咬む”です。何故かというと、ガムを咬むという事は、脳の血流量が
一過性に上がる、すなわち脳が活性化するということです。
“咬む”という事は、脳が活性化する→頭がよく働いている、ということなんです。
★伝わっていますか!
食べ物をよく咬むという事は、脳の発育にとっても大事なことなんです。
もうひとつ例をあげます。

介護が必要な老人の方が増えており、大きな社会問題となっています。八重歯のおばあちゃんや出っ歯のおじいちゃんはあまり見かけたことがないと思います。それは、入れ歯になっているからです。八重歯や出っ歯の咬み合わせは、磨きにくいので、虫歯や歯周病になりやすく、咬み合わせが不安定なため、どうしても咬み合わせを一生涯健康に保つ事が難しく、早い年齢のうちに、入れ歯になる事が多いのです。
『私はあまり歯医者に行ったことがないんだよね。』
と豪語される年配のお方は、綺麗な歯ならびの方ではないでしょうか?比較的若い時に歯を失い、入れ歯にされた方は、どうしても咬む能力が落ちるため、認知症など、脳に疾患がある病に罹りやすい傾向があるようです。
【よく食べる高齢者の方】→【よく咬む】→【自分の歯が多い方】は、
認知症などの病に罹りにくい傾向があるようです。
咬むという事は、脳にとって大変重要な事だという事がわかると思います。」



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