プレオルソ開発者
「矯正専門医」大塚 淳の一診入魂

「プレオルソ」こども歯ならび矯正法

診療室から

【こんにちは 大塚矯正歯科クリニックの大塚 淳です】
今日は診療室からです

「プレオルソ」こども歯ならび矯正法とは

 プレオルソ装置は、シリコン由来の柔らかい素材を使った 
上下一体型のマウスピース型矯正装置です

治療の目的は、「咬みあわせ」と「歯ならび」を改善すると同時に
プレオルソを用いた 独特の口腔周囲筋群をトレーニングすることにより
「口呼吸から鼻呼吸へ」「正しい発音」「正しい嚥下」へ導く
など機能的な側面の治療を非常に重要と考えています

「装置の使用」+「口腔周囲筋群のトレーニング」=プレオルソ効果

多少の歯ならびが悪くても気になさらない親御さんもおいでになると思いますが
近年 口呼吸が大きな原因の一つであるアトピーやアレルギー体質、喘息
食物を咬まない 咬めない 風邪を引きやすいお子さんが増加傾向にあります

「プレオルソ」を使って行う 独特の口腔周囲筋群の機能的なトレーニング法は
子どもの成長発育にとても効果が髙い治療方法と考えています。
歯ならびも重要ですが プレオルソは子どもの健康を第一に考えた
治療方法です。

★口呼吸とアトピーやアレルギーの関係について
 
人は呼吸を無意識下で行っています。
本来は鼻で空気を吸って、鼻から吐きます。しかし、最近は口から空気を吸って
吐く人が増えてきました。これを口呼吸(こうこきゅう)と呼んでいます。
いつも鼻が詰まっている人。いつも口を開けている人、唇が渇きやすい人、ノドが渇きやすい人、、前歯に汚れやがつきやすい人、虫歯ができやすい人、口臭がある人は口呼吸の疑いがありあります。口呼吸をしていても自分では気づかない場合も多いので注意が必要です。

では、なぜ口呼吸が問題になるのでしょうか?
口で呼吸しても鼻で呼吸しても同じじゃないの? と思う人もいるかもしれません。
それでは鼻の役割を考えて下さい。

①まず鼻には空気清浄器の役割があります。
鼻毛や奥くにある繊毛(せんもう)は、埃や雑菌やウィルスや花粉などを除きます。
②加湿器、加温器の役目をします。
  鼻の中は毛細血管が非常に多く 毛細血管を多く含んだ 粘膜で雑菌、ウィルスを
浄化し、また乾いた空気、冷たい空気が直接肺に入らないようにします。

★口呼吸が体に与える悪影響について

空気中には埃や細菌やウィルスや花粉やなど体に有害なものが含んでいたりします。
鼻呼吸は、そのような汚れた空気をクリーニングして綺麗な空気として体に取り入れています。.しかし、口呼吸では汚れた空気が口から咽頭部を通り、肺に入って行きます。
この時、咽頭部にあるリンパ組織(上咽頭部のアデノイド)が直接ダメージを受けます。
このリンパ組織も細菌等からの防御をしていますが、限度を超えると慢性的な細菌感染状態となり体全体の免疫機能が狂ってき、そのため風邪をひきやすくなったり、喘息、アレルギー、アトピーなどが起こる大きな原因とされています。

★虫歯、歯周病の問題
虫歯、歯周病 は口の中の細菌が原因です。
健康な人ならば唾液による自浄作用、緩衝作用などがあり、細菌の活動が抑制されます。
さらに唾液中のカルシウムイオンやリンイオンにより(初期虫歯の)再石灰化が起こり修復が行われます。しかしながら口呼吸だと唾液が分泌されてもすぐに乾いてしまうため細菌の活動などが抑制しきれず、再石灰化もできなくなり虫歯、歯周病を進行させてしまいます。口呼吸をしていることで口の中が乾いていることは、口腔乾燥症と同じ乾燥状態になるわけです

★歯ならびの問題
口呼吸では、当然のことながら口を開けていないと呼吸ができません。
口が開いている時間が長いと口の周りの筋肉が緩みがちになり
舌が前方へ出る癖がつき 発音や嚥下に悪影響が出でると同時に
奥歯をかみしめても上下の前歯がかみあわない「開咬症」となります
また、前歯は、舌の弾力のある力で段々押し出され前に出てくるため
いわゆる 出っ歯になこともあります

★いびきの問題

口呼吸だと、いびきをかきやすくなります。
これは口を開けていることと、舌の位置がノドの方に下がるために起こります。
このことは、顔を横向きにして寝るといびきをかきづらくなることからもわかります。
さらに舌が下がると気道を塞ぎ無呼吸の状態となり(睡眠時無呼吸症候群)、危険であると言われています。


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