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「矯正専門医」大塚 淳の一診入魂

矯正治療と後もどり

診療室から

【こんにちは 大塚矯正歯科クリニックの大塚 淳です】
今日は診療室からです

矯正治療と後もどり

ご質問
中学生の娘の歯ならび悪く、矯正治療を考えています。
友人のお子さんが、矯正治療後に、後戻りした話を聞いて心配しています。
矯正治療後の後戻りは防げるのでしょうか?

回答
歯を動かす治療が終わって歯ならびがきれいなります。やっと装置もはずれてほっとされている事と思います。しかし、ここからも大切な矯正治療が続きます。後戻りを防ぐために、保定装置と言う装置を使います。それぞれの症例によって種類や使用時間などが異なり、取り外しのできるタイプや、歯の裏側へ装着する固定式のタイプなどがあります。
一般的に保定期間は、約1年~2年とされています。
この時期に歯をしっかり固定しますと、その後大きく歯並びが変わる事はありません。
しかし、親知らずが生えてくることによって、歯ならびが崩れることがあるので、親知らずを早めに抜歯しなければならないこともあります。
保定期間が終わった後の事になりますが、歯ならびの老化現象として、歯は生理的に前方へ移動する特性を持っており、矯正治療してない人でも、歯ならびは年齢と共に動いてきます。専門用語では「歯の生理的な近心移動」と言われています。
その為、一生涯 綺麗な歯ならびを維持するためには、保定装置期間が終わった後も
メインテナンスが必要となります。


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