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「矯正専門医」大塚 淳の一診入魂

自殺と言う病

お奨めの本


著者紹介・・・佐々木 信幸(ささき のぶゆき)

 1965年生まれ。樺沢紫苑 (ペンネーム))
精神科医。1965年、札幌生まれ。札幌医科大学医学部卒。現在、アメリカ、シカゴのイリノイ大学精神科で自殺についての研究に従事する。メルマガ「シカゴ発 映画の精神医学」で精神医学についての啓蒙活動に力を入れる
日本では毎年三万人が自殺しています。
と言う事は、1日に82人強、1時間に3人の方が亡くなられている計算になります(合掌)
日本は先進国の中では非常に高い自殺率になっています。
 (自殺率の上位はリトアニア、ロシア、ベラルーシ、ウクライナ・・・
旧共産圏の国々が多い傾向のようです) 
どうして自殺するのかと普通の人は考えますが、精神科医から言わせると、
自殺は( 病気 )だというのです。 その病名は「認知障害」だそうです。
 「認知障害」とは、「自分は死ぬべきである」という結論
・・・病態については私、が詳しく論じると越権行為になるような気がしますので詳しくは
本文を参考にされてください。
こうした自殺願望の人に対して、一般人はどう対応すれば良いのかとといえば、
 ただ、聞くだけ。 ただ、(傾聴 )することが大切だそうです。
⇒しかし、結論から言えば、素人が傾聴するのは危険で、早く精神科を受診するのが
 一番だそうです・・・当たり前ですね
 しかし、精神科を受診するにあたり、受診行為そのものに偏見があるために
 精神科受診をためらっている人が大勢いるそうです。

 著者は「自殺する権利」についても言及しています。
ここは意見が分かれるところだと思うのですが、
自殺は回りに影響を与える事は事実なようです。
兄弟の一人が自殺した時のほかの兄弟への縁談に対する影響、両親が自殺した時の子供の生活、 、、、議論はあると思いますが、自殺は自分だけの事ではないようです。
現代病の一つとしての「自殺」について是非、ご一読されることをお奨めします。

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