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「矯正専門医」大塚 淳の一診入魂

外科矯正について

診療室から

おはようございます大塚矯正歯科クリニックの大塚 淳
改め 大塚 佳佑 です
今日は外科矯正のお話です。

外科矯正

ご質問
 私は、現在高校生です。 中学生の頃から気になっていたのですが、あごが大きく左にずれているため、非常に咬みにくく お腹の調子が悪くなったり、食事中に食べ物をこぼしたりします。また、顔が曲がっているのが気になります。原因はなんでしょうか?また治療方法はあるのでしょうか?

回答
 それは、骨格性の「顎変形症」と呼ばれる歯ならびようです。顎にゆがみがあると、そしゃくや発音などの機能的なトラブルも避けられません。また、外見上の特徴は心の重荷になります。大きな原因の一つとして考えられるのは 普段の生活の中で頬杖をついたり 片側だけで咬んだり、重いカバンなどいつも同じ側の肩や手で持ったりする「体癖」と呼ばれる癖が長い間続くと事が原因として挙げられます。 この癖を治さないと、矯正治療後の後戻りの大きな原因となります。
治療方法としては、矯正治療と外科手術がタイアップした外科矯正の適応症かと思います。外科矯正治療は手術も健康保険が適応され、また矯正治療にも健康保険が適応されます。

★矯正治療の保険適応には厚生労働省の認可が必要で、
指定機関でのみ矯正治療の健康保険が適応されます

外科矯正の治療期間

外科矯正は手術だけを行うのではなく、
通常のワイヤーを使った矯正と組み合わせて行います。
治療期間はケースによって違いはありますが、
大体次のようになります。

術前矯正
(1年~1年半)
外科手術を行う前に、
通常のワイヤーを用いた矯正で
ある程度歯を並べておきます。

入院・手術
(1-2週間)
入院期間は1-2週間程度になります。

術後矯正
(1年~1年半)
ワイヤーを用いた矯正で
歯ならびをきれいに仕上げます。

保定
(1~2年)
矯正で動かした歯は元の位置に戻ろうとするので
それを防ぐために「保定装置」というものを装着します。


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