プレオルソ開発者
「矯正専門医」大塚 淳の一診入魂

河童顔

【こんにちは 大塚矯正歯科クリニックの大塚 淳です】
 今日の岡山は冷え込みました
 快晴です!!

 今日は患者さんからのご質問です。
 最近の多いご質問で、
「歯を抜かないで 矯正治療したのですが
 口元が飛び出て、河童のようになった!
 泣くに泣けない・・・・・」

んん・・・・・
困りました
以下に詳しく書きました。

Q私は 20歳のOLです。
前歯の凸凹が、中学生の頃から気になっていて
矯正治療をずっとしたかったのですが、
治療費用の問題が大きく、
なかなか矯正治療にふみきれませんでした。
高校を卒業し就職して、
やっと治療費用の問題が解決して 
近くの歯医者さんに矯正治療の相談に行きました。
「なるべく歯を抜かないで治療したい」
と先生にお伝えしたところ
「顎を拡大したりすることで、歯を抜かないで
この凸凹は治りますよ」と言われ、
その歯科医院で、歯を抜かないで矯正治療をしました。
確かに歯の凸凹はきれいに並んだのですが、
非常に口元が出てしまいました。
「歯を抜かないで凸凹は治る」ということを聞いて
矯正治療をしたのですが、
こんなに口元が出るという説明がなかったので、
すごくショックを受けています。
友達には「河童」のようだと言われ、
口元が出ていることが非常に気になるのですが、
これからでも矯正治療によって、
この「河童」のような口元は治るのでしょうか?

A
「河童」のように口元が出た状態を、
今から矯正治療することで
美しい口元に治療することはもちろん可能です。
全ての矯正治療が
歯を抜かないで治療できるわけではりません。
歯を抜かなくても「歯ならび」はある程度治ります。
しかしながら、
奥歯がうまく咬めているか?
口元は綺麗になったか?
などの問題が出てきます。
歯を抜かないで治療した場合、
患者さんのように凸凹は治ったが
「河童」ように口元が出たケースが
非常に多いと思われます。
顎を広げたり、
奥歯を後方へ移動したりすることによって
多少の改善は可能ですが、
そこを見極めるために横顔のレントゲン
(セファロレントゲン)、
歯型等の資料を採得して歯を抜いた場合、
歯を抜かなかった場合、
それぞれ、どのくらい口元が出るのだろうか、
ということを綿密に検査、計画を立てます。
このような検査を慎重に行ない、
事前に説明を受けることが大変重要です。
歯を抜かないでも凸凹は治るのですが、
その後の口元のことをよく担当の先生と確認してから、
歯を抜く、抜かないということを
決めることが重要です。


新着情報

記事一覧

  • カテゴリー

  • アーカイブ