【こんにちは 大塚矯正歯科クリニックの大塚 淳です】
今日の岡山は快晴です。
昨日は「うらじゃ祭り」で大騒ぎだったようです。
無境界の人
森巣 博 (著)
博打を哲学の域にした人
謎の多いお方ですが
元雑誌編集者だけあって
文章は絶妙です。
本文に「牌九」と言う
ゲームの説明が出てきます。
私は全く賭け事ができなので
理解できませんでしたが
このゲームをおやりになる人は大変参考に
なるのかなと思いました。
「牌九」のゲームの駆け引きを
詳しく書いています。
「牌九」については
文末の引用を参考にして下さい。
話を元へ
この本の内容は
以下の事柄を軸に書いているようです。
今世紀初頭に英国で活躍した賭けの胴元にリチャード・ディックスという男がいた。彼は確立が正確に50%であるならば、ふたつの条件をつけて、どんなに金額の大きい賭けでも引き受けたといわれる。彼がつけたふたつの条件とは次のようなものである。
1. 賭け金が大きいこと。その金を失うと死ぬほど打撃をこうむるほどの金額であることが望ましい。
2. たとえば、コインを投げた場合、表なら表、裏なら裏と賭けを申し出た当人が最初にコールすること。
読んだ後、
これは、フィクションかノンフィクションか
分からなくなりました。
「自ずから選択しない」と言う
人生の大原則に則っています。
んんん・・・・
奥が深い
流石
余談ですが
この森さんのご家族が凄い
奥さんは 英国籍の母テッサはオーストラリア国立大学教授。
英語圏ではその名を知られた日本研究者だ。
二重国籍の子パトリックは数学の天才。
大学教員を経て現在はヘッジファンドにて巨万の富を積む。
パイガオ(牌九)とは?
パイガオは、パイゴウなどとも呼び、牌九と書きます。英語では、PAIGOW です。パイガオの起源は中国で、天九牌という独特な32枚の牌を使って行い、すでに紀元前には存在していたと考えられています。この天九牌は現在のドミノの起源であるとも言われているものですが、古くは竹杯・骨牌などの形だったようで、実際に1120年に微宗皇帝に骨牌が献上されたという記録が残っています。この骨牌と馬吊が合わさって現在の麻雀へと進化していったというのが定説になっています。
その後、パイガオは西部開拓時代にアメリカで普及し、19世紀半ばには早くもカジノゲームとなりましたが、1930年代にはいったん消滅し、1960年代になってまた復活し行われるようになったと記録されています。
パイガオはあまり馴染みのない天九牌という牌を使用するうえ、独特の役を覚えねばならないのでとっつきは悪いですが、カジノゲームの中でも比較的思考性のあるゲームで、小さい賭から大きい賭までカバーし、ゲーム性、賭博性とも奥の深いゲームです。
中国系のゲーム故、マカオなどでは盛んに行われていますが、ラスベガスにも存在し、高級カジノゲームとしてプレイされているようです。
なお、パイガオをトランプを用いて簡単に行う PAIGOW POKER というカジノゲームもありますが、パイガオとは全く異なるものです
森巣博の『無境界の人』の次のようなエピソードがある。今世紀初頭に英国で活躍した賭けの胴元にリチャード・ディックスという男がいた。彼は確立が正確に50%であるならば、ふたつの条件をつけて、どんなに金額の大きい賭けでも引き受けたといわれる。彼がつけたふたつの条件とは次のようなものである。
1. 賭け金が大きいこと。その金を失うと死ぬほど打撃をこうむるほどの金額であることが望ましい。
2. たとえば、コインを投げた場合、表なら表、裏なら裏と賭けを申し出た当人が最初にコールすること。
出版社/著者からの内容紹介
「日本人」て何だ? オーストラリアを本拠地に、世界中の賭場を攻める国際博奕打ちである著者が、世に溢れる浅薄な「日本人論」に天誅を下す。明朗痛快な不純文学。(解説・北上次郎)
内容(「BOOK」データベースより)
「日本」とは何か。「日本人」とはいったいどういう存在なのか―。オーストラリアを舞台に、互いの存在に決して手が届かないと知りながら手を差し伸べあう博奕打ち、ヤクザ、そしてその恋人の哀しい愛の物語。「希望」の真の意味を知る者たちが最後に辿り着いた、「無帰属の志」とは?世に溢れる日本人論の幻想を見事に打ち砕く、痛快不純文学。
内容(「MARC」データベースより)
縦軸にギャンブル、横軸に否「日本人論」。オーストラリアの荒野を舞台に乾坤一擲の大勝負がはじまる。「希望」を知った人から届いた不純文学。〈ソフトカバー〉 –このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
森巣 博
48年日本生まれ。雑誌編集者・記者を経て、現在オーストラリアを拠点とし、世界中の賭場を攻める国際博奕打ち。94年度全豪牌九選手権者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)