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「矯正専門医」大塚 淳の一診入魂

床矯正

診療室から

【こんにちは 大塚矯正歯科クリニックの大塚 淳です】
今日の岡山は快晴ですが 寒い朝を迎えています。
室温 15.6度
湿度 47%
今日は患者さんからの質問です。

質問
 友人のお子様が、取り外しができる「床矯正」(しょうきょうせい)と言う矯正をしていると聞いたのですが、どんな矯正装置なんでしょうか? 30歳女性

回答
 床矯正とは、取り外しができるプレートによる矯正装置の事です。
対象となるのは、小学生で混合歯列期における乱杭歯(歯茎に対して歯が大きく、歯が凹凸の状態)で使用時間については 主に就寝時に使いますが、昼間も使って頂く事があります。食事の時や歯ブラシの時は取りはずす事ができます。
目的は、主に顎を広げる為に使用しますが、稀にプレートに細い針金をつけて
個々の歯を移動させる事があります。
顎が拡大すると、当然装置が合わなくなりますので、装置の作り換えが必要となり、
その都度、歯形を採得して再作成します。
また、細かい歯の動きに関して床矯正は適応しませんので、やはり、従来どおり矯正装置
マルチブラケット装置の装着が必要となります。
治療を始める前に、床矯正によって、「どの歯をどの様に整えるのか」また、「どのぐらい治療期間がかかるのか」をよく確認される事をお奨めいたします、また、費用については、前述のとおり何回か装置の作り変え必要となりますので、治療を始める前に先生とよく確認されることが必要かと思います。
★全ての症例において、床矯正が適応されるとは限りませんので、床矯正による矯正治療に適した症例か否か精査する必要があります。

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