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目にあまる英語バカ

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目にあまる英語バカ
著者略歴
勢古 浩爾
1947年、大分県生まれ。明治大学政治経済学部卒、同大学大学院政治学修士課程修了。現在、洋書輸入会社に勤務。「ふつうの人」としての意識を立脚点とした、独自の批評活動を展開している・・・・・・BOOK著者紹介情報)

「目にあまる英語バカ」お題からして、本文の論調が見えてくる面白い本です。           決して名著ではないと思いますが、内容は言い得て妙で滑稽でもあります(笑)また、前書きの一発目に「本書を読んでも英語はまったく上達しない」と書いておられると所もなかな正直でいいなぁと思います。「英語を宝石のような、だれもが羨む「かっこいい」ことの証明であるかのような、自我の装飾物としか考えていない人間・なんの必要もないのに英語がしゃべれないことを「かっこわるい」と思う者、または英語ができる人間に嫉妬する類の人間」をまとめて「英語バカ」と定義します。
「英語第二公用語論」を、「空疎、形式的、妄想、愚劣、無内容。ようするに寝言」と切り捨て、英語の小学校必修化も不要、ひいては「日本人に英語は基本的に不要である。不要だから日本人は英語を勉強しない。勉強しないからしゃべれない。当たり前のこと」・・・なるほど
また、よく言われる、中学高校大学と10年も英語を習って日常会話も満足にしゃべれない、というのは大ウソ、と言い切った上で、「あなた、ほんとうに「10年間」ちゃんと英語を勉強しましたか。毎日1時間でも2時間でもいい、10年やったのですか。・・・日本人は実質的には500-600時間相当しかやっていない。・・・そんな程度の勉強で「うまくなるはずがない」のである」
としています。ちなみに、同書内の引用によれば、私たちは日本語を習得するにも、小学校にあがるまでざっと2万5,000時間という膨大な時間をかけている、のだそうです。と多くを本文より引用しましたが、幼稚園からせっせと、英会話学校へ通わせる親御さんや、驚くほど英語が上達する系の教材を買い漁っている人、駅○留△に代表される英会話学校系へ止め処もなく通っている人は必読です(笑)

まとめ、★英会話の市場を生みだしていると言う側面では、「目にあまる英語バカ」は社会の役に立っているのではないだろうか・・・著者より

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